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メトホルミンとは?ダイエット効果や副作用、購入・入手方法を解説

  • 執筆者の写真: 三協製薬株式会社
    三協製薬株式会社
  • 4月9日
  • 読了時間: 8分
メトホルミンについて、ダイエット効果や副作用などを解説する図

ダイエット効果が高いとして注目を集めるメトホルミン。 その成分やダイエット効果、副作用、購入・入手方法をわかりやすく解説します。


目次




メトホルミンとは?


メトホルミンは、2型糖尿病治療薬として、60年以上使われており、実績のある薬で後発薬も各社から発売されている

メトホルミンは、メトホルミン塩酸塩を主成分とする医療用医薬品です。

本来は、2型糖尿病治療薬として用いますが、ダイエットにも効果があると注目されています


住友ファーマの先発薬「メトグルコ錠」の他に、後発薬(ジェネリック医薬品)が日本新薬三和化学研究所ニプロ東和薬品日本ジェネリックなど各社から発売されています。


メトホルミンは、糖尿病治療薬として1961年の発売から現在まで、60年以上にわたり使用されている実績があるお薬です。


日本糖尿病学会の指針「2型糖尿病の薬物療法のアルゴリズム(第2版)」で、糖尿病患者に対してメトホルミンが第一選択とされるほどメジャーなお薬です。



糖尿病とは?


糖尿病のメカニズムを解説する図

糖尿病とは、血液中のブドウ糖を細胞に取り込むインスリンが分泌されにくかったり、分泌されてもうまく働かなかったりして、血液中の糖分の量(血糖値)が増えてしまう病気です。


血糖値が高い状態が続くと、血管が傷つき、将来的に失明や心臓病、足の切断などにつながります 糖尿病は、膵臓からインスリンが出なくなる1型糖尿病と、インスリンが出にくくなったり、インスリンが効きにくくなる(インスリン抵抗性)ことで発症する2型糖尿病の2つに分けられます。


2型糖尿病の発症は遺伝的な影響に加え、食べ過ぎや運動不足、肥満などの生活習慣も影響しているとされています。


メトホルミンは、この2型糖尿病の治療に使います。





メトホルミンの作用・効果


メトホルミンの持つさまざまな作用が、ダイエットに効果を発揮します

メトホルミンには以下のようなさまざまな作用からダイエット効果が期待できます。それぞれ詳しく見ていきます。



小腸での糖吸収を抑える


メトホルミンには、小腸での糖分の吸収抑えることで、体内に脂肪がため込まれないようにする働きもあります。



GLP-1ホルモンの分泌量を増やす


GLP-1ホルモンは、食後に血糖値(血中のブドウ糖の量)が上がると小腸から分泌され、膵臓にインスリンの分泌を促すことで血糖値を下げる物質です。


またGLP-1には満腹中枢を刺激して、食欲を低下させ、満腹感を持続させる働きがあります。メトホルミンにはこのGLP-1の分泌量を増やす働きもあるため、過剰な食欲を抑え、食事の量をコントロールすることを助けます



筋肉での糖利用を促進する


メトホルミンは、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)という酵素を活性化させ、筋肉で糖分をエネルギーとして消費しやすくする作用があります。


私たちの体では、糖分が余っていると脂肪として蓄えられますが、メトホルミンを飲むことで、糖分は筋肉で消費され、脂肪としてため込みにくくなります



肝臓での脂肪酸合成を抑制し、脂肪酸分解を促進する


メトホルミンによって、肝臓でAMPKが活性化されると、中性脂肪の原因となる脂肪酸の合成を抑制し、脂肪酸の分解を促します



余分な糖を便として排出する


メトホルミンには、余分な糖分を便の中に排出することで、体内に糖分をため込みすぎることを防ぐ作用があります。




メトホルミンの副作用や注意点


メトホルミンには以下のような副作用や注意点があります。



副作用


メトホルミンの副作用を解説する図

メトホルミンの副作用としては、主に腹痛や食欲不振、下痢、吐き気、発疹などが報告されています。


重大な副作用としては、まれではありますが、血中の乳酸濃度が上昇し、吐き気や嘔吐、全身の筋力低下、呼吸困難などが起こる乳酸アシドーシスになることもあります。



注意点


メトホルミンの注意点を解説する図

メトホルミンは、妊娠中や授乳中の方、糖尿病治療薬を服用している方、乳酸アシドーシスの既往歴がある方、16歳未満または75歳以上の方、肝臓や腎臓、心臓、肺機能に障害がある方などは飲むことができません


その他にも服用している薬やサプリメントがある方は、事前に医師か薬剤師に相談してください


また、服薬中の過度な飲酒により乳酸アシドーシスになる恐れがあるため、飲酒は控えましょう




他の糖尿病治療薬を用いたダイエットとの違い


メトホルミンと同様に、ダイエット目的でも使われる糖尿病治療薬のうち、GLP-1受容体作動薬(リベルサスなど)SGLT2阻害薬(ルセフィなど)との違いを解説します。


薬剤の種類

作用メカニズム

効き目

効果が出るまでの時間

メトホルミン

余分な糖分を体内に吸収させない

穏やか

半年~1年

インスリンの分泌を促し、食欲を抑え、満腹感を持続させる

強い

2~3ヶ月

余分な糖分を尿として排出

強い

1ヶ月程度



作用する仕組み


まずそれぞれ作用するメカニズムが大きく違います。


メトホルミンは、さまざまな作用がありますが、メインの作用は余分な糖分を体内に吸収させず、脂肪をため込まないようにする働きです。


GLP-1受容体作動薬は、インスリンの分泌を促すことで、食欲を抑えたり満腹感を持続させたりします。


SGLT2阻害薬は、食事で摂取しすぎた糖分を、脂肪として蓄えられる前に、尿を通して体外に排出させます。



ダイエット効果の違い


メトホルミンは、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬としてダイエット効果は穏やかで、ダイエット効果が表れるまでにかかる時間は、GLP-1受容体作動薬とSGLT2阻害薬が数ヶ月であるのに対し、半年~1年と長い傾向にあります。




メトホルミンは組み合わせ次第で相乗効果を期待できる


メトホルミンは、以下の他の医薬品(成分)と組み合わせることっで、さらなる効果を発揮します。各医薬品の詳細は別記事をお読みください。




糖尿病治療薬。インスリンの分泌を促し、血糖値を下げ、食欲を抑えたり、満腹感を持続させたりする効果により体重減少が期待できます。




メトホルミンの入手方法


メトホルミンは、処方箋医薬品のため、ドラッグストアなどで市販されておらず、医師の処方がないと購入できません


しかし忙しく、病院や薬局に行く時間を確保できない方も多いことと思います。

そんな方におすすめなサービスが、薬品のプロである弊社三協製薬のMedDirect(メドダイレクト)です。


予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結し、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。


さらに、メトホルミンだけでなく上記の、相乗効果を期待できるGLP-1受容体作動薬のリベルサスとセットで購入できるため大変おすすめです。



オンライン診療・処方サービス Med Direct(メドダイレクト)


※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます



メドダイレクトでのメトホルミンを含む処方プランと料金


メドダイレクトでは、メトホルミンを含む処方プランを以下の2プランご用意しております。


プラン名

糖生成抑制

糖生成抑制+GLP1食欲抑制

処方内容

メトホルミン500mg

メトホルミン500mg、GLP-1リベルサス3mg

初回料金(1ヶ月)

5,490円

14,572円

2回目以降(1ヶ月)

2,779円

11,861円

価格はいずれも税込みです。

メドダイレクトではこのほかにもさまざまなプランをご用意しておりますので、詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。




メトホルミンのよくある質問


メトホルミンについて、よくある質問と回答は以下の通りです。



メトホルミンに市販薬はありますか?

回答:ありません。購入には医師の処方が必要です。


メトホルミンに副作用はありますか?

メトホルミンに若返り効果はありますか?

メトホルミンを飲むだけで痩せますか?




メトホルミンのまとめ


・メトホルミン塩酸塩を主成分とする糖尿病治療薬

・糖分の吸収を抑え、脂肪として体内に蓄積されることを防ぐ

・筋肉での糖利用を促進する

・脂肪酸合成を抑制し、脂肪酸分解を促進する

・余分な糖分を便として排出する

・GLP1の分泌量を増やす

・副作用としては、腹痛や食欲不振、発疹などがある

・まれに、乳酸アシドーシスを起こす

・妊娠中や授乳中の方、糖尿病治療薬を服用している方などはふくようできない

・医師薬剤師の指示に従って服用する必要がある


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