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執筆者の写真三協製薬株式会社

五苓散とは?むくみ改善効果、購入・入手方法、成分、副作用などを解説

更新日:10月11日


五苓散とは?成分やむくみ改善効果、副作用、入手方法などを解説

むくみ改善効果があるとされる漢方薬・五苓散(ごれいさん)。

その詳しい成分や効果、副作用、注意点、購入方法などをわかりやすく解説します。



目次





五苓散とは?


五苓散とは、むくみや頭痛、めまい、下痢に効く漢方薬です。

クラシエ三和生薬東洋薬行本草製薬などが製造販売しています。


病院で処方する医療用医薬品だけでなく、ドラッグストアなどで購入できる市販薬もあります。


いずれも含まれる有効成分は同じですが、市販薬は医療用に比べ含まれる有効成分の量が少ないです。


出典は中国の医学書である傷寒論(ショウカンロン)と金匱要略(キンキヨウリャク)です。

五苓散の「五」は5種類の生薬でできていることを意味し、そのうちの主薬である猪苓(ちょれい)の「苓」の字と合わせ、処方名としたのが名前の由来です。



漢方薬とは?


漢方薬とは?

漢方薬とは漢方医学で用いる薬です。

漢方医学は、中国を起源とする日本の伝統医学で、中国から直接または朝鮮半島経由で伝来し、日本で独自の発展を遂げました。


江戸時代中期にオランダ(阿蘭陀)から入ってきた医学を蘭方と呼んだため、従来の日本の医学を蘭方と区別して、漢方(中国・漢に由来)と呼ぶようになりました。


漢方薬は、生薬という自然界に存在する植物、動物や鉱物などの薬効となるものを、通常は複数組み合わせます。



五苓散に含まれる生薬


五苓散には、次の生薬5種類が含まれます。


猪苓(チョレイ) 利尿作用、消炎作用

猪苓(チョレイ)


猪苓は、サルノコシカケ科チョレイマイタケの菌核で、主要成分はエルゴステロールです。尿を出しやすくする利尿作用や炎症を抑える消炎作用があります。





沢瀉(タクシャ) 利尿作用、止渇作用

沢瀉(タクシャ)


沢瀉は、オモダカ科サジオモダカの塊茎を通例周皮を除いたもので、主要成分はアリソールです。利尿作用や、喉や口の渇きを抑える止渇作用があります。






茯苓(ブクリョウ) 健胃作用、利尿作用

茯苓(ブクリョウ)


茯苓は、サルノコシカケ科マツホドの菌核で、主要成分はテルペノイドです。唾液や胃液の分泌を促して胃の働きを活発にする健胃作用や、利尿作用があります。






蒼朮(ソウジュツ) 利尿作用、健胃作用

蒼朮(ソウジュツ)


蒼朮は、キク科ホソバオケラの根茎で、主要成分はアトラクチロジンです。利尿作用や健胃作用があります。







桂皮(ケイヒ) 発汗作用、解熱作用、鎮痛作用

桂皮(ケイヒ)


桂皮は、クスノキ科ケイの樹皮または周皮の一部を除いたもので、主要成分はケイヒアルデヒドです。発汗や解熱、鎮痛などの作用があります。







五苓散のむくみ改善効果


五苓散が余分な水分を排出してむくみを改善する わかりやすく図解

五苓散は、体内の水分が滞る(水滞)ことで起きるとされるむくみや下痢、急性胃腸炎、吐き気、嘔吐、腹痛、糖尿病など効果があるとされる漢方薬です。


五苓散は、細胞の膜にあるアクアポリンという水の通過を調整するたんぱく質に作用し、体内の水分バランスを安定させ、体内の余分な水分を排出することで、これらの症状を改善します。


また、抗炎症作用もあることが分かっています。


特に二日酔いや女性の月経前のむくみや頭痛によく使われます。




天気頭痛の改善も


熊本大学などの研究によると五苓散は、低気圧時など悪天候時に起こる天気頭痛に効くことがわかっています。




脳神経外科でも


五苓散は、余分な水分を排出する作用から、慢性硬膜下血腫の治療で使われることもあります。

慢性硬膜下血腫は、頭蓋骨の内側で脳を包む硬膜と脳の表面との間に血液がたまってしまう病気です。

症状が軽い場合や、手術後に再発を防ぐために五苓散が使われることがあります。


また、脳梗塞や脳腫瘍の脳浮腫(脳に水分がたまり、脳が膨張してしまう病気)にも有効であるとする報告もあります。





五苓散の副作用


五苓散の副作用

五苓散の副作用としては、頻度は不明ですが発疹や、皮膚の一部が充血し赤くなる発赤、かゆみなどが報告されています。

このような症状が出た場合は、服用をやめて医師薬剤師に相談してください




五苓散の市販薬と処方薬の違い


五苓散には、ドラッグストアなどで買える市販薬と、医療機関で医師の診察を受けて処方してもらう処方薬があります。大きな違いは成分量です。


市販薬は不特定多数の方が服用するため、安全性を優先し医療用のものの50~80%の成分量で作っています。


より効果を得たい方は、医療機関で医師の診察を受けて医療用の五苓散を処方してもらう必要があります。


成分量

効果

副作用

市販薬の五苓散

医療用の5~8割

弱い

穏やか

医療用の五苓散

高用量

強い

強い



五苓散のよくある質問


五苓散についてよくある質問とその回答は以下の通りです。



五苓散は毎日飲んでも大丈夫ですか?

回答:かまいませんが、1ヶ月ほどが服用の目安とされています。

五苓散はいつ飲めばいいですか?

五苓散の市販薬と処方薬は同じものですか?

五苓散は二日酔いに効きますか?

五苓散は熱中症に効きますか?




五苓散の入手方法


医療用医薬品の五苓散は、市販薬よりも多くの有効成分を摂取することができ、より効果を期待できる医薬品ですが、購入するには、原則として医師の診察を受け処方してもらう必要があります。


しかし忙しく、病院に行き薬局で五苓散を買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。


予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結し、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。


オンライン診療・処方サービス Med Direct(メドダイレクト)

※ダイエット目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。



メドダイレクトでの五苓散を含む処方プランと料金


メドダイレクトでは五苓散の処方プラン「短期ダイエットむくみ対策プラン」をご用意しております。


同プランでは、医療用の五苓散を30日分を初回4,660円、2回目以降が3,360円で処方しております。価格は税込みです。


メドダイレクトではこのほかにもさまざまなプランをご用意しておりますので、詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。



五苓散のまとめ


・五苓散はむくみや頭痛、めまい、下痢に効果がある漢方薬


・医療用は市販薬に比べ有効成分の量が多く、より高い効果が期待できる


・むくみや下痢、急性胃腸炎、吐き気、嘔吐、腹痛、糖尿病に効果がある


・余分な水分の排出を助けることから、脳浮腫の治療にも使われている。


・発疹やかゆみなどの副作用が出ることがある


・医療用の五苓散は効果が高いが、購入には病院で診察を受けて処方してもらう必要がある

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