グルタチオンとは?美容効果や成分、購入方法などをわかりやすく解説
- 三協製薬株式会社
- 4月8日
- 読了時間: 8分

美白に高い効果があるとされるグルタチオンについて、飲み薬であるグルタチオン錠に絞って、詳しい成分や効果、入手方法などをわかりやすく解説します。
目次
グルタチオンの効果 抗メラニン作用 抗酸化作用 解毒作用 二日酔い予防 パーキンソン病への効果 グルタチオンは組み合わせ次第で相乗効果が期待できる シナール(アスコルビン酸、パントテン酸カルシウム) ハイチオール(L-システイン) トランサミン(トラネキサム酸) ユベラ(ビタミンE剤) ハイドロキノン トレチノイン ノイロビタン配合錠 ミヤBM(宮入菌) ビオチン散(ビタミンH)
グルタチオンとは?

グルタチオンとは、グルタミン酸とシステイン、グリシンから成るトリペプチド(アミノ酸が3つ結合した化合物)です。
豚の肝臓や豚肉、牛肉、パン酵母などに多く含みます。
ヒトの体内でも、ほとんどの細胞に高濃度で含んでおり、特に肝臓に多く存在しています。 ただし、20歳代をピークに年齢とともに減少するため、食べ物や医薬品で摂取する必要があります。
グルタチオンは、薬物や異物の解毒作用や、抗酸化作用、シミの予防や改善、二日酔いの予防、疲労回復などの効果があります。
国内では、医薬品として薬物中毒や金属中毒、妊娠悪阻などの治療に用いられ、パーキンソン病の治療効果があるとして研究も進んでいます。
またアメリカや一部のアジア諸国などでは抗酸化作用のあるサプリメントとしても用いられています。
医薬品としては、内服薬と点滴薬があります。
この記事では、より一般的な内服薬「グルタチオン錠」について解説します。
※日本では医薬品として登録されているため市販薬やサプリメントはありません。医師の処方によらなければ入手できません
グルタチオンの効果
グルタチオンの持つ、シミの原因となるメラニンの生成を抑制し、薄い色のメラニンの合成を助ける効果、抗酸化作用、解毒作用などを詳しく見ていきます。
抗メラニン作用

肌が紫外線などの刺激を受けると、皮膚の中にある色素細胞(メラノサイト)のなかでは、チロシナーゼという酵素が活性化し、アミノ酸のチロシンがシミのもとになる黒色メラニンに変化します。
グルタチオンは、チロシナーゼの活性化を阻みチロシンをシミのもとにならない黄色メラニンに変化させます。
抗酸化作用
グルタチオンには、ストレスや紫外線で生まれた活性酸素を取り除く、強力な抗酸化作用があります。
活性酸素が増えすぎると細胞にダメージを与え、肌荒れなどの肌トラブルや、さまざまな病気を引き起こします。
グルタチオンは、活性酸素を除去し細胞を守ります。
またグルタチオンは、抗酸化作用があるビタミンCとビタミンEが酸化してしまった酸化型ビタミンCと酸化型ビタミンEを、酸化していない状態に戻し、体内の抗酸化力を高める働きもあります。
解毒作用
グルタチオンは、さまざまな薬物や毒物と結合して胆汁や尿中に排出します。
二日酔い予防

アルコール(酒)を飲むと、肝臓で酵素の作用でアセトアルデヒドに分解され、さらに酢酸に変換されて無毒化されます。
途中のアセトアルデヒドは毒性が強く、頭痛や吐き気など二日酔いの原因になります。
グルタチオンは、このアセトアルデヒドの代謝を助け、無毒化する作用があります。
またアルコールの分解過程では、活性酸素が発生し肝臓に負担をかけます。グルタチオンは強力な抗酸化作用で、肝細胞を活性酸素から保護し肝臓機能を助けます。
パーキンソン病への効果
パーキンソン病とは、脳内のドーパミン不足が起こる病気です。症状としては、手足の震え、硬直、動作緩慢、姿勢の異常などが見られます。
パーキンソン病患者の脳内では、グルタチオンも不足していることがわかっており、パーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ症状の改善が見られたという報告があり、研究が進められています。
グルタチオンは組み合わせ次第で相乗効果が期待できる

グルタチオンは、以下の他の医薬品(成分)と組み合わせることで、さらなる美容効果を発揮します。
詳細は各医薬品の記事をご参照ください。
シナールはアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウムを有効成分とする医薬品です。
抗酸化作用、抗炎症効果、皮膚の新陳代謝の活性化などさまざまな効果があり、ニキビや吹き出物、赤みなどの皮膚トラブルを緩和し、健やかな肌や髪を維持します。
ハイチオールはL-システインを有効成分とする医薬品です。
L-システインはシナールと同様にシミの予防やシミを薄くする働きがあります。
さらに肌のターンオーバーを促進する働きがあるため、美肌に効果的です。
トラネキサム酸にはメラニン色素の生成を抑えたり、炎症を抑える作用があるため、シミを抑える働きのほか、そばかす、肝斑、老人性色素斑、傷などの色素沈着にも効果があると言われています。
ユベラはビタミンEを有効成分とする医薬品です。
ビタミンEは強い抗酸化力があり、細胞を活性酸素から守る働きがあります。
ハイドロキノンは、肌の漂白剤とも呼ばれる医薬品です。チロシナーゼ酵素の働きを抑え、メラノサイトそのものを減少させる作用があるため、シミの予防やシミを目立ちにくくする効果が期待できます。
トレチノインとは、ビタミンAを体内に取り込みやすく変化させたビタミンA誘導体です。皮膚のターンオーバーを促進し、シミのもととなるメラニンを排出させることでシミを改善する働きがあります。
ノイロビタン配合錠とは、ビタミンB1、B2、B6、B12からなる医療用ビタミン薬です。
疲労回復や肌荒れ改善効果などが期待できます。
ミヤBMは善玉菌である酪酸菌の1種の宮入菌を有効成分とする医薬品です。
高い整腸作用があり、飲み合わせた薬の吸収を助けます。
ビオチンはビタミンHとも言われ、体内で代謝酵素の補酵素として代謝に関与します。 通常、急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性ざ瘡(ニキビ)の治療に用いられます。
グルタチオンの副作用や注意点

グルタチオンには、内服薬と点滴(注射)、塗り薬(外用薬)がありますが、ここでは内服薬のグルタチオン錠に絞って解説します。
副作用としては、発疹や食欲不振、悪心・嘔吐、胃痛などが報告されていますが、頻度は0.1%未満と大変低く安全なお薬といえます。
万が一このような症状が現れた際には服用を中止し、医師薬剤師に相談してください。
グルタチオン錠の購入・入手方法
グルタチオンの内服薬(飲み薬)のグルタチオン錠は、高い美容効果がありますが、医薬品のため市販薬はなく、ドラッグストアなどでは販売されていません。
購入するためには、原則として医師の診察を受け処方してもらう必要があります。
しかし、病院に行き薬局でグルタチオン錠を買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。
予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで完結し、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。
さらに、グルタチオン錠だけでなく、上記のシナールやミヤBMなど相乗効果を期待できる医薬品とセットで購入できるため大変オススメです。
※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。
メドダイレクトでのグルタチオン錠を含む処方プランと料金
メドダイレクトではグルタチオン錠を含む処方プランを以下の3つご用意しております。
プラン名 | 美白ベーシック(シミ・肝斑対策) | エイジングケア ライト | エイジングケア ベーシック |
処方内容 | シナール配合錠、L-システインサプリ、トランサミン250mg、ユベラ50mg、グルタチオン100mg | シナール配合錠、L-システインサプリ、ノイロビタン配合錠、ユベラ50mg、グルタチオン100mg | シナール配合錠、L-システインサプリ、ノイロビタン配合錠、ユベラ50mg、グルタチオン100mg、ミヤBM(酪酸菌)、ビオチン散0.2% |
初回料金(1ヶ月) | 8,580円 | 8,090円 | 9,196円 |
2回目以降(1ヶ月) | 8,570円 | 5,379円 | 6,485円 |
グルタチオンについてよくある質問とその回答
グルタチオンについてよくある質問とその回答は以下の通りです。
グルタチオンを含むサプリメントはありますか?
回答:日本ではグルタチオンを含むサプリメントはありません。アメリカを含む海外ではグルタチオンのサプリメントを製造販売しているため、インターネットなどで個人輸入することもできますが、品質に問題がある場合があるので避けたほうが良いでしょう。
グルタチオンで白髪が増えたり、白髪が減ったりしますか?
グルタチオンはがんに効きますか?
グルタチオンの併用禁忌の医薬品はありますか?
グルタチオンのまとめ
・グルタチオンとはグルタミン酸とシステイン、グリシンのアミノ酸3つが結合したもの
・肝臓に多く含むが、年齢とともに減少するため、食事や薬で補う必要がある
・グルタチオンには、解毒作用や抗酸化作用、シミの予防と改善、二日酔いの予防、疲労回復などの効果がある。
・パーキンソン病の治療効果の研究も進む
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