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執筆者の写真三協製薬株式会社

ディフェリンゲル(アダパレン)とは?ニキビ治療効果、購入・入手方法、副作用を解説

更新日:10月11日


ディフェリンゲルとは?成分や効果、副作用、入手方法を解説


ニキビ治療に効果があるとされるディフェリンゲル

その詳しい成分や効果、副作用、入手方法をわかりやすく解説します。



目次





ディフェリンゲルとは?


ディフェリンとは、スイスの製薬メーカーであるガルデルマの商標で、化学品としての一般名はアダパレンです。


ディフェリンという名称は、細胞分化(differentiation、ディファレンシエーション)に由来します。


ディフェリンゲルとは、このディフェリンをゲル状にした処方箋医薬品です。

医師の診断を受け処方箋をもらわないと購入できません。ニキビ治療に使います。


ディフェリンゲル0.1%(1g中)の成分

有効成分:アダパレン 1mg

その他の添加剤:プロピレングリコール、パラオキシ安息香酸メチル、カルボキシビニルポリマー、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(20)グリコール、エデト酸ナトリウム水和物、水酸化ナトリウム


ディフェリンゲルは、スイスのローザンヌに本社を置く皮膚科に特化した製薬メーカのガルデルマが開発し、ヨーロッパでは1992年から販売され、現在では世界83か国で承認されています


日本では2008年に発売を開始し、2018年からは、皮膚科を専門とする製薬メーカーのマルホが製造販売しています




アダパレンとは?


アダパレンは、レチノイド(ビタミンA誘導体)と似たナフトエ酸誘導体です。

誘導体とは、物質の一部を変え、体内に取り込みしやすくしたものです。


レチノイドの塗り薬としては、シミやたるみ、ニキビなどの治療で使うトレチノインがあります。



アダパレンとトレチノインの違い


アダパレンとトレチノインの違い

アダパレンとトレチノインはいずれもニキビ治療に効果があります。

ただ、アダパレンは、トレチノインとは異なり日本でも認可されている医薬品です。


アダパレンは、トレチノインよりも効果は劣るものの、赤みやひりひり感、皮むけなどの副作用が穏やかだとされています。



成分

区分

効果

副作用

アダパレン(ディフェリンゲル)

ナフトエ酸誘導体

処方箋医薬品

穏やか

穏やか

トレチノイン

ビタミンA誘導体

国内未認可医薬品

強い

強い




ディフェリンゲルの効果


ディフェリンゲルには毛穴を広げニキビを治す効果がある

ニキビは、皮脂腺が発達し皮脂が多すぎたり、毛穴の出口が詰まったりして毛穴の外に皮脂が出られずにたまってしまうところから始まります。


さらに、毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が増殖し、炎症が起こりニキビになります。


ディフェリンゲルの有効成分アダパレンは、皮膚表面をつくる細胞が生まれてから角質になるまでの過程である「皮膚の角化」を調節し、毛穴のつまりを改善し、毛穴を広くすることで皮脂がたまらないようにしてニキビを治します




ディフェリンゲルの使い方


患部に1日1回洗顔後に塗布します。

目の周りや唇、粘膜、傷などを避けて、こすらず優しく塗りましょう。

化粧水などで保湿する際は、洗顔→化粧水→ディフェリンゲルの順番で塗ってください。



ディフェリンゲルは組み合わせ次第で相乗効果が期待できる


ディフェリンゲルは以下の他の医薬品(成分)と組み合わせることでニキビ、毛穴改善目的において、さらなる効果が期待できます。

ここでは概要を記載しますので、各医薬品の詳細は別記事を参照して下さい。




シナールはアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウムを有効成分とする医薬品です。

抗酸化作用、抗炎症効果、皮膚の新陳代謝の活性化などさまざまな効果があり、ニキビや吹き出物、赤みなどの皮膚トラブルを緩和し、健やかな肌や髪を維持します。




ハイチオールはL-システインを有効成分とする医薬品です。

L-システインはシナールと同様にシミの予防やシミを薄くする働きがあります。

さらに肌のターンオーバーを促進する働きがあるため、美肌に効果的です。




ユベラはビタミンEを有効成分とする医薬品です。

ビタミンEは強い抗酸化力があり、細胞を活性酸素から守る働きがあります。

 働きがあります。 ビタミンCと同時に摂取することで、ビタミンCは効力を失ったビタミンEを活性化させるため、抗酸化作用が向上し、美肌効果も向上します。




ビフロキシン配合錠はビタミンB2とB6を有効成分とする医薬品です。

ビタミンB2とB6は皮膚や粘膜を正常に保つのに必要で、不足すると肌荒れの原因になります。




フルスルチアミン錠はビタミンB1を有効成分とする医薬品です。

ビタミンB1は肌荒れを改善したり、肌のハリやツヤの回復などに効果があります。




アダパレンを含むジェネリック医薬品


アダパレンを含む医薬品は先発薬のディフェリンゲルのほかに、ジェネリック医薬品がとしてニプロや日本ジェネリック、共創未来ファーマなど各社から発売されています。


いずれも、1g中にアダパレンを1mg含みます。医師の処方箋がないと購入できない処方箋医薬品です。主なものは以下の通りです。


アダパレンゲル0.1%「JG」:日本ジェネリック

アダパレンゲル0.1%「テイコク」:ケミックス

アダパレンゲル0.1%「YD」:陽進堂

アダパレンゲル0.1%「ニプロ」、アダパレンクリーム0.1%「ニプロ」:ニプロ



ディフェリンゲルの副作用と注意点


ディフェリンゲルの副作用と注意点の画像

ディフェリンゲルは、使い始めから2週間以内に、レチノイド反応と呼ばれる赤みやヒリヒリ感、皮むけ、乾燥などの刺激症状が出ることが多いです。


刺激は一時的なもので少しずつ軽くなっていきます。

ただし、刺激感が強く使い続けるのが難しい場合などは、早めに医師や薬剤師に相談してください。


ディフェリンゲルの成分に対して過敏症の既往歴がある方は使えません

誤って塗布すると、重篤なアレルギー症状があらわれる恐れがあります。


また、妊娠中の方や妊娠している可能性のある方、授乳中の方についても、ディフェリンゲルは使用できません



ディフェリンゲルのよくあるご質問


ディフェリンゲルについてよくあるご質問とその回答を以下にまとめました。


ディフェリンゲルとジェネリック医薬品では効果に違いはありますか?

回答:ジェネリック医薬品とディフェリンゲルは同じ有効成分ですので効果は変わりません。ジェネリック医薬品は、開発コストが抑えられるため安価でご購入いただけます。

ディフェリンゲルは妊娠中でも使えますか?

ディフェリンゲルはどれくらいの期間で効果が出ますか

ディフェリンゲルで毛穴は小さくなりますか?

ディフェリンゲルを使うと肌が乾燥してしまいます。保湿剤を使ってもいいですか?

ディフェリンゲルはいつ使えばいいですか?

ディフェリンゲルは鼻に使えますか?

ディフェリンゲルのレチノイド反応はどれくらいで治りますか?



ディフェリンゲルの入手方法


ディフェリンゲルは処方箋医薬品です。ディフェリンゲルの有効成分のアダパレンを含む市販薬はありません。


ドラッグストアで購入することはできず、購入する場合は必ず医療機関で診察を受け、処方してもらう必要があります


しかし忙しく、病院に行き薬局でディフェリンゲルを買う時間が確保できない方も多いと思います。そんな方にオススメなのが、弊社のMedDirect(メドダイレクト)です。


メドダイレクトでは、ディフェリンゲルを、予約から診察、処方、お届けまで全てオンラインで、時間や場所を気にせず、いつでもどこでも気軽に購入することができます。


さらに、ディフェリンゲルだけでなく、上記のシナールやハイチオールなど相乗効果を期待できる医薬品とセットで購入できるため大変オススメです。



オンライン診療・処方サービス Med Direct(メドダイレクト)


※美容目的の処方のため保険適用外の自由診療となりますが、MedDirect(メドダイレクト)は初診料、再診料、処方料が無料で、お薬代と送料のみのご負担でリーズナブルにご利用いただけます。



メドダイレクトでのディフェリンゲル処方プランと料金


メドダイレクトでは、「ニキビ・毛穴改善」プラン内で、ディフェリンゲル0.1%をユベラやビフロキシン配合錠、フルスルチアミン錠、シナールとハイチオールの代替品であるビタミンCとL-システインのサプリメントを併せて30日分を初回6,850円、2回目以降を5,550円で処方しております。いずれも税込み価格です。


メドダイレクトではこのほかにもさまざまなプランをご用意しておりますので、詳細は、MedDirect(メドダイレクト)取り扱い医薬品をご覧ください。




ディフェリンゲルのまとめ


・ディフェリンとは、アダパレンを主成分とする医療用医薬品。


・デフェリンゲルとは、ディフェリンという医薬品を塗りやすいようにゲル状にしたもの。


・医療用医薬品のため購入には原則として病院で処方してもらう必要がある。


・ディフェリンゲルは、毛穴のつまりを改善し、毛穴を広くすることで、皮脂が毛穴にたまることを防ぎ、ニキビを治す。


・ディフェリンゲルは、シナールやハイチオール、ユベラなどと組み合わせると相乗効果を期待できる。


・ディフェリンゲルを使うと、皮膚の赤みやひりひり感、乾燥などのレチノイド反応が出ることがある。


・妊娠中や授乳中の方は、ディフェリンゲルを使えない。

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